地域間連携
【連携の概要】
国立歴史民俗博物館・AMANEは、連携した自治体同士の連携も進めています。
【これまでの活動】
[2021年7月18日] 禅禅禅世 正法寺学寮2021
えさし郷土文化館にて、特別企画展「雅静の美−正法寺の至宝を巡る−」が開催されています(2021年4月24日(土)〜9月26日(日))。奥州市水沢黒石町に所在する大梅拈華山圓通正法寺は、南北朝時代の貞和4年(1348)、能登總持寺二代、峨山韶碩禅師門派の最長老である無底良韶禅師による開創にして、古くは永平寺、總持寺と並び奥羽両州の本山として、東北地方の宗教・文化形成に大きな役割を果たしてきました。特別企画展では、通常非公開とされている正法寺重宝の鑑賞を通じて、670 年余におよぶ 同寺の門風に触れながら、地域文化への知見を深める貴重な機会となっています。
特別企画展に関連するこのフォーラムでは、無底良韶禅師の出身地である能登半島、大本山總持寺祖院が所在する石川県輪島市と正法寺が所在する奥州市とをオンライン環境で結び、地域間交流とともに郷土の歴史に親しむ機会にしたいと思います。
YouTubeチャンネルでのご視聴は無料です。
●開催日
令和3年7月18日(日)
●時間
10時00分~17時00分
●共催
えさし郷土文化館、奥州市教育委員会、輪島市教育委員会
●協力
国立歴史民俗博物館メタ資料学研究センター
合同会社AMANE
産学官連携に基づく地域資料継承支援事業
●特別協力
大梅拈華山圓通正法寺、大本山總持寺祖院
●お問い合わせ先
合同会社AMANE info@amane-project.jp
●内容
第1部 禅トーク 10:00~11:30
「禅の思想と正法寺あれこれ」 講師:海野義範氏(正法寺布教師)
休 憩 11:30~13:00
第2部 発表 13:00~15:00
①「正法寺開山をめぐる政治情勢」
発表者:高橋和孝氏(奥州市教育委員会歴史遺産課学芸員)
②「無底禅師の黒い石―峨山門弟と熊野信仰―」
発表者:宮本升平氏(陸中護符研究会代表)
③「南無摩訶不思議正法寺」
発表者:千葉周秋氏(金ケ崎まちづくり研究会顧問)
第3部 報告・討議 15:15~17:00
①「大本山總持寺祖院開山700年」
高島弘成氏(總持寺祖院講師兼副寺)※リモート出演
②「能登国羽咋郡とその周辺」
中野智幸氏(羽咋市歴史民俗資料館係長・学芸員)
※リモート出演
③「正法寺と胆江地方」
高橋和孝氏、宮本升平氏、千葉周秋氏ほか
コーディネーター:野坂晃平(えさし郷土文化館)
詳しくはこちらへ→えさし郷土文化館「禅禅禅世―正法寺学寮2021」