基本方針

本連携事業における地域資料の調査・研究・公開・活用に関する基本方針

合同会社AMANEと国立歴史民俗博物館メタ資料学センターでは、本連携事業における地域資料の調査・研究・公開・活用に関する基本方針(ver.1.0)を策定しました。地域における学術調査研究や地域資料を活用した事業を実施する際に、学術分野に属する者として常に意識・尊重すべき5つの事項を具体的に定義しました。今後、本方針に基づいて地域連携事業の実施・展開を目指してまいります。

本方針における記述文およびアイコン画像について、CC0公開いたします。みなさまの活動・事業においてもご活用いただければ幸いです。アイコンを使用したい方は、こちらからダウンロードをお願いいたします

1.すべての人に平等な資料へのアクセス(平等性)(equality)

私たちは、調査成果およびその資料情報について、すべての人々に対して平等なアクセスを担保します。

2.取り扱いに慎重になるべき情報への配慮(情報公開に対する配慮)(consideration)

私たちは、資料および資料情報の公開において、特に配慮が必要なもの(個人の人権・財産・健康等に関わるもの)については、最大限慎重に取り扱います。また、それらに関わる人々の人権やプライバシー等について配慮し、侵害が起こらない環境づくりに努めます。

3.調査行動および成果に対する学術的独立性の確保(独立性)(independence)


私たちは、学術的な調査活動および発表成果について、特定の権威や組織の利害から独立した専門的な判断をおこないます。

4.学術的根拠の尊重(客観性)(objectivity)


私たちは、取り扱う資料やその研究成果に関わる情報について、それらの学術的な根拠に基づいた公開・活用を行うものとします。また、資料の調査や研究の推進、成果やプロセスの公開に際しては、学術的な意義を尊重することを第一とします。

5.地域への適切な還元と持続的な活動(持続性)(sustainability)


私たちは、資料および資料情報、研究のプロセスや成果を社会全体で共有すべきものとして捉え、地域・社会への適切な還元機会を可能な限り作ることと、それを通じた持続的な活動の実現を目指します。